ダークウェブが誕生した理由とは？表層Webの影に潜む謎と危険性

「ダークウェブ」という言葉を聞いたことはありますか？最近、見聞きすることが増えたように思うこの言葉。
“ダーク”という単語がついているだけでなんとなく怖いようなイメージを持つと思いますが、実際にダークウェブに関わると、甚大な被害を受けてしまうでしょう。
このサイトでは、ダークウェブが誕生した理由や危険性について紹介しています。

インターネット空間は、よく氷山に例えられます。
今、私たちが利用しているGoogleやYahooなどの一般的な検索エンジンでアクセスできるウェブサイトを「サーフェスウェブ」または「表層Web」といいます。このサーフェイスウェブ（表層Web）は、水面から突き出た氷山の一角で表されることが多く、実はインターネット空間の全体の1%を満たしません。

SNSやログインを必要とするウェブサイトのことを「ディープウェブ」または「深層Web」といい、全体の約90%を占めています。氷山の水面下にある大部分を指します。

さらにその下が「ダークウェブ」。
一般的な検索エンジンではアクセスすることができないウェブサイトのことです。

ダークウェブを閲覧するには、米国海軍によって開発された「Tor （トーア）」というソフトウェアをダウンロードする必要があります。Torは情報通信の秘匿性を確保することを目的としたソフトウェアですが、現在はダークウェブを閲覧するために利用されています。
そんなダークウェブには何があるのでしょうか。

現在、犯罪の温床となっているダークウェブ。
一体どんなサイトがあって、どんなものが売られているのでしょうか。
など、ダークウェブでは、表立って売買できないものが取引されています。

売買を行うということは、代金の決済が不可欠です。ダークウェブは高い匿名性を特徴としていますが、クレジットカードや銀行振込にすると、匿名性が失われてしまいます。では、どうやって決済を行っているのか、疑問に思いますよね。
それを解決するのが、「仮想通貨」です。
仮想通貨は匿名性が高く安全に代金の決済ができるため、犯罪者が取引をしても足が付きにくいのです。

普段見ることができない世界ですから、ダークウェブに興味を持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、、ダークウェブはとても危険です。
ここからは、最も重要な「ダークウェブの危険性」について解説していきます。

先述したように、ダークウェブは危険なものが取引されている犯罪の温床です。
それだけでも十分危険ですが、匿名性が高いため、やり取りしないでサイトを見るだけだったら安全なんじゃない？と思いますよね。
しかし、ダークウェブにはハッカーやサイバー犯罪者が潜んでいます。そのような人物が運営しているサイトにアクセスすると、マルウェアに感染してしまったり個人情報が流出してしまったりする可能性があります。

こうした被害に遭わないようにするためには、「ダークウェブにアクセスしないこと」が重要です。
ダークウェブは特殊なソフトウェアを使用しないとアクセスすることができません。興味本位でアクセスするのは絶対にやめておきましょう。