ダークウェブで実際に起きた事件を紹介します

ダークウェブのサイトは、ほとんどが英語のサイトです。しかし、多くありませんが中には日本語サイトもあります。
日本語のサイトで最も有名なのは「Onionちゃんねる」。現在は消滅していますが、ダークウェブを利用する日本人であれば一度は覗いたことがあると言っても過言ではないほど有名でした。

Onionちゃんねるは、2ちゃんねる（5ちゃんねる）とよく似た匿名掲示板で、Torを経由しないと入ることができません。
銃やナイフ、薬物、児童ポルノの取引などが行われていたようです。

そんな危険なダークウェブで、実際に起きた事件を紹介していきます。
多くは海外で起きた事件ですが、日本でもダークウェブを介して事件が起きています。一緒に見ていきましょう。

女性を誘拐してオークションに賭ける犯罪組織「ブラック・デス」

モデルとして活動しているイギリス人女性が誘拐され、約1週間後に解放されたこの事件。
犯人が自らブラック・デスのメンバーと告白したことで、世間を騒がせました。ブラック・デスとは、ダークウェブで活動する犯罪組織。
事件の2年程前からブラック・デスの噂は語られていますが、犯罪が確認されたのは今回が初めてです。
参考：https://www.sankei.com/article/20180108-PTS5TDWUZNLRNE5GBEEJBC5U3Q/

世界最大級の児童ポルノサイト｜韓国人運営者や購入者など一斉逮捕

約128万人の会員を誇る世界最大級の児童ポルノサイト「Welcome to Video」の運営者や購入者、計337人が一斉逮捕されました。
このサイトの被害者は約200名。生後6ヶ月の赤ちゃんの動画もあったそうです。
参考：https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1213177.html

新型コロナの偽ワクチン販売

まだコロナワクチンを接種するのが難しかった頃、「コロナウイルスの偽ワクチン」や「偽のワクチン接種証明書」などがダークウェブで取引されていました。価格は約2千円〜250万円程と、まちまち。匿名性が高い暗号資産で取引されていました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/05/news094.html
https://eset-info.canon-its.jp/malware_info/special/detail/210323.html

Zoomのアカウント50万件以上が流出

Zoomのアカウントが盗み出され、ダークウェブ上で販売されているという。価格は1アカウントあたりなんと約0.22円。
Zoomは、パスワードの使い回しに関する注意を促しています。
https://japan.cnet.com/article/35152649/
https://forbesjapan.com/articles/detail/33801

他人名義のカード情報を不正に入手し、転売

ダークウェブで不正に入手した他人名義のカード情報を転売したとして、ブラジル国籍の男が逮捕されました。
3千円でカード情報を購入し、約1万円で転売。2018年〜2022年で1万〜2万件のカード情報を売ったと語っています。
参考：https://www.asahi.com/articles/ASQCH42PFQCHUTIL00B.html

口座や薬物売買を取引か。栃木県警が男逮捕

栃木県警は男をダークウェブで口座や覚醒剤を売買しようとした疑いで書類送検しました。
ダークウェブを閲覧するため、専用回線などを導入した栃木県警。今回がダークウェブのサイバーパトロールでの初めての摘発となりました。
参考：https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/595953?relatedarticle